長山先生の教え【お仕事編】

長山先生が亡くなって約2週間。
ここんとこふざけた毎日をおくってたけども、
いろいろ思い出すこともあるわけです。

僕の人生において基礎をなしてる部分というか、
何かしら励みになる言葉。

「苦手を克服するよりも得意を伸ばしたらえぇやん(※意訳)」

長山先生は文字を書くのが苦手だったそうな。
自分の筆跡は他人には読みにくい。
っちゅーかいわゆる「字が下手」、結局
「ほなワープロで打てばええやん」ってのに落ち着いたそうな。
先生はそっちの世界には素直に入ってけてんね。

そんなこんなで時代はワープロ専用機からパソコンへ。
長山先生は機械に強い最先端なハイテク教育者となりました。
先生はパソコンとかテクノロジーの知識なんてなくても
すげぇ教育者や思うけど(その辺は立命館コミュを覗いてください)

機械に強いってこともプラスになって
立命館の教員として採用されましたとさ。

それで、結論としては先程の
「苦手を克服するよりも得意を伸ばしたらえぇやん(※意訳)」に
なるわけです。

自分に当てはめると
(音楽をメシの種にしようと志してました。楽器は苦手やけど)
「ピアノは弾けないけど、Mac使ったら音楽活動できるやん」
ってところから
「音楽だけじゃ生きてけません」
「ほなデザイン仕事も受けますよ」
「ん~デザインの方が向いてるかも」
なんだかんだで最近、職業は「グラフィックデザイナー」って
自信を持って言えるように成長したわけであります。

これからアートディレクターやったり企画営業やったり
自分の会社やったり
やりたいことはたくさんあるけど、
自分の才能を信じれる、得意な分野を伸ばせばえぇやん
って自信を持って突き進めるのは

楽器は苦手やけど音楽の道に進みたいって
コンプレックスの固まり、多感な時期に
長山先生の体験談を聞いたからな訳です。
確信犯的に「ほな楽器なんて弾けんでもえぇやん。
弾けなくても音楽できる」って
あのとき思いました。(それは甘すぎたと反省してますが)

結果的には、後悔のない人生。
長山先生に感謝。

※長山先生はコテコテの標準語でしゃべりはります。

専門学校受験の為、高校最後の文化祭に参加できなかったけど、
3週間後くらいに合格通知もらって一応報告したら、
その日のホームルームの時間にクラス全員の前で握手してくれて
「野間くんが一番はじめに進路決めたよー」って喜んでくれた。
あの時、ちょっと涙が出てクラスのみんなの方に
すぐ、ふり返れなくて、「先生の手の平はやらかいなー」
って。気を紛らわせてから自分の席に戻りました。

アメフトやってたくせに何でそんなヤワヤワやねん。